BLOG【選択肢は多い方がいい?】BtoB ECに最適な決済方法とは?

POST DATE:2025/04/18
【選択肢は多い方がいい?】BtoB ECに最適な決済方法とは?
はじめに
BtoB取引において、お取引先にご提供できる決済方法はWEBの受発注システムでも多岐にわたります。
お取引先が選べる決済方法の選択肢は多く用意しておくことにより、満足度の向上にもつなげられる一方、決済方法ごとにデメリットも存在します。
この記事では、BtoB ECにおける主要な決済方法とそのメリット・デメリットをご紹介しますので、ぜひ導入の参考にしてみてください。
1. 掛売り(請求書払い)
掛売り(請求書払い)は、取引先に一定期間後まとめて支払いを行ってもらう方法です。買い手は資金繰りに余裕ができるため、大きな取引がしやすく、支払いの手続きが最低限に抑えられるという特徴があります。
BtoBでは最も需要が高い決済方法であるため、取引先のニーズに合わない可能性も低く、オススメの決済方法です。
メリット
柔軟な支払い条件:後払いによる決済となるため、お取引先のキャッシュフローのタイミングに配慮した取引が可能です。
大口取引に対応:複数回分の取引をまとめて支払うため、支払手続きにかかる負担や時間を軽減できます。
デメリット
未回収リスク:支払いが遅延した場合、売掛金の回収が難しくなる可能性があります。
与信管理の負担:新規取引先に対して与信審査を行う必要があり、手間と時間がかかります。
経理業務の煩雑さ:請求書の発行や入金確認、督促などの業務が増加し、経理部門の負担が増します。
こんな方にオススメ
・長期的な取引関係を築いているお取引先が多い場合。
・高額な取引が頻繁に行われる業種である場合。
2. 代金引換
代金引換は、商品の到着時に、取引金額と手数料を合わせた合計金額を宅配業者にお支払いいただく方法です。特に小口取引や配送時の即時決済を求める取引に適しています。
メリット
即時決済:商品配送時に代金を回収できるため、商品のお渡しができれば未払いとなるリスクがありません。
デメリット
配送業者の手数料:代金引換には手数料がかかり、コストが増加します。
不在による滞りのリスク:不在などにより商品を受け取っていただけないケースがあり、お取引が止まったり、往復送料がかかるリスクがあります。
こんな方にオススメ
・小口取引が多く、即時決済を希望するお取引先が多い場合。
・配送業者と連携している場合。
3. クレジットカード
クレジットカード決済は、オンラインで簡単に決済ができるため、スピーディーな取引が可能です。クレジットカード会社経由で、毎月決められた日に入金されるため、入金のたびに発生する確認業務が効率化されます。
また、カード会社を経由しているため、与信管理や請求書の発行が不要となることも特徴です。
メリット
即時決済:カード会社からの入金により、入金確認が迅速です。
顧客の利便性向上:カード決済により、お取引先の支払い手続きが簡便になります。
デメリット
カード利用不可の企業には不向き:企業によっては、自社のコーポレートカードをもっていない場合や、個人のクレジットカード使用をためらうというケースもあります。
取引金額の上限:カードの利用限度額により、高額取引には不向きです。
こんな方にオススメ
・お取引先がカード決済を希望する場合。
・小口取引が多く、即時決済を重視する場合。
4. 口座振替(自動引き落とし)
口座振替(自動引き落とし)は、金融機関に事前に登録し指定した口座から自動で定期的に回収代金を引き落とす方法です。定期的な取引やサブスクリプション型ビジネスに適しており、毎月一定の金額を自動で引き落とすことができるため、手間が省けます。
メリット
定期的な回収:毎月一定の金額を自動で引き落とすことができ、継続的な取引に適しています。
手数料の抑制:他の決済方法に比べて手数料が低く、コスト削減につながります。
デメリット
事前手続きの煩雑さ:口座振替の登録には時間がかかり、手続きが煩雑です。
残高不足のリスク:お取引先の口座に残高が不足している場合、引き落としができません。
こんな方にオススメ
・定期的な取引やサブスクリプション型ビジネスを展開している場合。
・お取引先のお支払いが安定している場合。
5. 銀行振込(前払い)
銀行振込(前払い)は、自社が指定する金融機関の口座に事前に支払いを済ませていただく決済方法で、特に新規取引やリスク管理のために導入されます。前払い方式にすることで、支払いリスクを回避できます。
メリット
未回収リスクの回避:入金を確認してから商品を発送するため、未回収リスクがありません。
簡便な手続き:特別な手続きが不要で、導入が容易です。
デメリット
入金確認の手間:入金の度に確認作業が発生し、手間がかかります。
納期の遅延:入金確認後に商品を発送するため、納期が遅れる可能性があります。
こんな方にオススメ
・新規取引やリスク管理を重視する場合。
・小口取引が多く、事前に支払いが完了することで安心したい場合。
最後に
BtoB EC運営において、決済方法の選択肢を広げておくことで、さまざまなお取引先のニーズを叶えることができます。
しかし、決済方法によってはデメリットもあり、未回収リスクや工数の増加といった問題は視野に入れておく必要があります。
Bカート掛け払いやPaid・クロネコ掛け払いなどの、与信管理と入金保証を兼ねた掛け払いサービスや請求代行といった、
業務効率化につながるサービスを検討したり、自社のリソースで対応可能な決済方法に絞る形で、柔軟に選ぶことをオススメします。
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参考:BtoB-ECにおける決済方法とは。効率化できる代行サービスと導入メリット
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